みじめな失業中

以前の仕事をやめて仕事探しをしていたときにハローワークにいきました。
そして自分の番になってカウンターに行くと、こともあろうに学生時代と先輩がそこではたらいました。
しかも恐ろしくて有名だった先輩です。
その当時と少しもかわっていませんでした。
相変わらずドスの聞いた声で開口一番、なんでここにきたのだときかれました。
なんでといわれても、ハローワークにくるのは求人情報を求めて仕事を探すという目的以外ないのです。
きまりの悪い思いをしたのはいうまでもありません。
仕事をしていないときは、必要以上に肩身の狭い思いをしてしまいます。
時にはどうしようもなく失業しているというのにまるで怠け者かのように感じてしまいます。
以前中々仕事が見つからない時に道路清掃の仕事をしている人をみてうらやましく思ったことがあります。
何でもいいから仕事がほしいとおもっていました。
仕事を選んでいるつもりは全然ないのですが、かといってなんでもできるわけではないからです。
人ははたらくようにできています。
自分のなしとげたことから達成感を味わうのは健全なことです。
労働意欲はだれにでも備わっている物です。
仕事を生きがいにするのは必ずしも正しいことではないかもしれません。
特に会社に専心するのは危険な事です。
会社は神様ではないからです。
いらなくなったら捨てられます。
自分の人生は自分でコントロールする必要があります。
自分が会社のためにしてきたと思ってもそれを個人に返還されることはまれです。